近頃は時間が流れるのを待ってほしいと思う瞬間と、さっさと過ぎ去ってほしいと思う瞬間で、まだらに時間への思いが心を埋めている。
今日の昼は本当にいい天気だった。聴く音楽全てが美しい音楽に思えて、生きているのが素晴らしいようなそんな気持ちになるような日だった。
日が暮れて夜になって、自分の部屋の電灯が壊れてしまったことに気づき、蛍光灯の不調だと思って買いに行った。付け替えたけれど、どうやら電灯本体の故障らしくて明日また買いにいかなくちゃいけない。勉強が邪魔されて、嫌な気持ちになった。
勉強をしてないと不安になるし、寂しい思いが湧き出てくる。
勉強をしている時は時間が流れないでほしいと心から思うけど、勉強をしていない時は時間さえも忘れたくなる。
なぜこんなに寂しいのだろう。
人と会えない寂しさなのか。
こんな寂しい思いをすることになるなら誘いに乗らなければよかった。寂しいと寄りかかることすら出来ないのが、一番寂しいように思う。
生きる寂しさが滲み入る夏の只中で、俺はどう生きるのがいいのだろうか。
明後日は仲間と久しぶりに会える。ずっと会うのを我慢していたし、神様も許してくれるだろう。
海岸まで押し寄せた波が、広い海へ引いていく。砂をかき混ぜながら、沖へ沖へ波が戻っていく。