第173問 メロドラマティック

ここ1,2週間は、彼女のもとに本当に起きていたことを知る一週間だった。

10月の末にいちど別れ、その1週間後に復縁したはずの僕らであったが、また別の物語が裏には存在していた。

 

1 僕にとっての11月

修習同期との旅行で名古屋と三重の松阪を訪れた帰り、11月3日、僕は別れた彼女の様子を見に、名古屋に寄った。

松阪から高速バスに乗って彼女に会いにいく道中、僕はどうすればいいかずっと悩んでいた。関係を戻すべきなのか、それとも別れたままでいるのか。

最後は僕がお別れを告げたはずで、そういうことになる経緯には僕自身が彼女に耐えられなくなったからという理由があった。

あのバスに乗っていた僕は、前日はあれほどまで土砂降りになっていたのに晴れやかな空を出迎えた三重の空の下で、ずっとずっと考えていた。とにかく、彼女が元気でいてほしいと、ただそれだけを願っていた。

 

もう、これで二度と名古屋に来ることはないような気持ちでいた。

いつもは新幹線の改札で待ち合わせていたけど、別れたから名古屋駅の金時計の前で待ち合わせた。新幹線で来ていなかったし、それがよかった。

 

久しぶりにあった彼女はとても嬉しげだった。

僕はその日もうコンタクトをつけていて、いままでずっとメガネをしていたのがコンタクトになって新鮮に感じていたのだろうか。

恋人だったころのような距離感で、僕のそばを歩く彼女を感じ、彼女に残る未練のようなものに触った気がして、とまどった。でも、嬉しみもどこか感じていたように思う。

昔のようにする彼女を見ると、どこか戻りたくないような気持ちも強くなった。

この人にとっては、自分が感じていたやりづらさや、生き苦しさがわからないのだなと残念に思ったからだ。

 

適当にカフェを探して入って、向かい合わせの席に座った。

初めてデートした日に寄った、大宮の喫茶店。他人だったころの、向かい合わせに座ったあの日が僕には思い出された。

「何を頼もうか」と話しかけた。

それは、誰に対しても自分がする素振りでもあるし、付き合っていたころにはとても自然な気持ちで溢れた言葉でもあった。

 

彼女は、わんわんと泣き出した。

「もうこんなふうに一緒にいられないんだね」

見たこともないぐらいひどく泣いていた。滝のように涙が目からあふれ出して、止まらなかった。ずっとずっと涙がこぼれていた。

 

「なにがあったの」「俺に教えてごらん」

聞くことしかできなかった。

きっとなにかあったのかもしれないから。

 

彼女は、口を開いて教えてくれた。

僕と会う前日に、別の男性に告白されたこと。その人は、僕と交際中に、僕が会っていることを怪しんでいた人であったこと。そして、その人のことをお断りしたこと。

 

涙を流す彼女を見て、「これで戻るのはよくないな」と僕は思っていた。

いっときの気持ちで戻ったとしてもなんの意味もないから。

 

でも、別の男性が彼女のもとへやってきたことを知って、すごく嫉妬した。

すごく嫉妬して、「ああ、俺はまだ彼女が好きなんだ」と思った。

別れを告げてすごく心が軽くなって、やっと自由だと思っていたのに。

 

「君は、どうしたい?」

 

卑怯かもしれないけれど、そう聞いた。

僕は、自分が戻りたいと思ったのは、思わされたからと感じたから。

 

「戻りたいけど、それをいう権利がない」

「俺は、戻ってもいいと思う、でも条件があるーー。」

 

それで、戻ることになった。

カフェを出て、「辛い思いをさせてほんとうにごめんね」と抱きしめた。

カフェの前で、彼女は俺の肩に抱かれ、胸の中でずっとずっと泣いていた。

 

2 あの子にとっての11月

僕に別れを告げられて、誕生日のお祝いの予定もなくなった。

彼女は、自分を気にかけてくれる別の男と会っていた。

僕と付き合っている間に二人きりで会い、僕には「二人では会ってない」と嘘をつき、そして次も会わないでほしいと僕が頼んだ男。

その男は、僕がいなくなった席に座ろうと、彼女の誕生日を祝い、そして告白したのだった。

11月2日、彼女はその男の告白に承諾した。

僕と会う前日、彼女は別の人と付き合っていたのだった。

 

僕と別れてから会う日まで、彼女はずっと泣いていたらしい。

誰かのイタリアの話を聞いたり、僕との思い出の場所に行くだけで泣いていたらしい。

 

僕と付き合っていたときに、彼とでかけるときは、きっとドキドキしたのだろう。

訪れていたマンネリのようなものを解消する気持ちになったのだろうし、僕から感じる女性遍歴の香りを自分も別の男と時間を過ごすことで塗りつぶそうとしたのだろう。

僕の彼女の嫉妬心はものすごくて、僕が過去に出した女の名前を全部覚えていて、その人達のことをネットで一生懸命検索したりするのだ。

すごいことだ。

 

別の男に手を出して、結局その人と結ばれてしまったのだ。

11月2日はすごい雨だった。

彼女は彼の家で泊まったのだった。

彼女いわく、絶対に体は許していない、とのことだった。

今では、そういう噂に修習生の間でなっていることに怒り心頭し、彼女は涙をたくさん流す。

 

三者的に見ても、流石にそういうことはあったのではないかと思うことだし、泊まったことだけでも結構すごいことだ。

付き合ったばかりで泊まるのか、という。

 

ああ、そういえば、僕も付き合いたいと思ってた子に付き合う前に家に泊まってしまったんだった。

人間、同じようなことをどこでもするのだ。

僕の腕が筋肉質なことに、その子は嬉しそうにしていたのを思い出した。

 

ただ、まあ体を重ねていないことはどこか本当のように思う、なにかの直感があるから、そこだけは信じてあげようと思う。

というか、結局重ねていようが、泊まったのだろうが、その翌日に僕のもとへ戻りたいと涙ながら語った以上、彼女の身を強烈な違和感が襲ったのは事実なのだろう。

 

別の男といっしょに過ごしたからこそ、僕のことが本当に好きだと気づいたという。

 

そういう愛もあるのかもしれない、と今は思って文章を打っている。

 

 

3 私達にとっての11月

いろいろな物語があった11月。

僕の人生はどこまでいっても面白くて、ドラマティックで刺激的だと思う。

病んだこの2週間だったけれど、なんだかやっぱ人生面白いなと思えてきた。

だから筆を取った。

 

週末も、僕に会いたくて、和光から京都にやってくる彼女を僕は出迎える。

僕に会いに来るのだ。

 

どんなふうに、これからこの物語が進んでいこうが、それが今の事実なのだ。

僕は結局男として勝って、僕に惚れ込んだ女を抱きしめる。

 

そいつは完全に今じゃストーカーになってしまって、彼女にうつ病の診断書を送りつけたり、僕の連絡先を第三者から入手したり、僕にインスタのリクエストを送ったりしている。もう何をやってもお前は俺に勝てないよ。すべてをあきらめろ。

 

俺のそばにいるかぎり、俺が彼女を幸せにする。誓うよ。

二度と僕らに近づくな。

第172問 信じて深く愛して

昨日は、長い付き合いの友達とふたりきりでご飯を食べ、お酒を飲んだ。

僕は、この年になってはっきり思うけれど、ふたりきりで誰かと話すことがやっぱり好きだし楽しいのだと思う。

時間が限られていて、お金も限られているという人生の成約を感じる毎日であるけれど、それでも大切な友達には一人ひとりあって、時間を過ごして、思いを交わしたいと心から思っている。

 

2024年の振り返りをその人としていた。

僕と彼は、今まではどちらかというと僕の思いを彼が聞いてくれて、何かをチャージしていくというような関係性であったように思うけれど、昨日は少し違ったように思う。

最近は、このブログにあまり文章を書かないことからもどこか察せられるように、自分の言葉を丁寧に編む時間が減ってしまったように思う。

2024年を振り返っても何かを積み上げられたという感覚は残念ながらあんまりなくて、どちらかというと頭がぐちゃぐちゃになったまま、2025年になったという感覚なのは否めない。

 

話してみて、やっと言葉にできたことがあった。

僕はこの1年、法曹になる人々、法曹である人々のデファクト・スタンダードにある種一生懸命向き合っていたのだった。

そんな中で僕は「舐められたくない」と思いながら、苦しい思いをしたのだと思う。

多くの人々がプライドが高くて、できるできないで認められる認められないという感覚が動く人が多いのだ。

そして、誰もが考えすぎで、性悪説で。

頭が良い悪いに、多くの人が囚われてて。

「舐められたくなくて辛かった」と言葉にした僕に友達がかけてくれた言葉は、「そうやって認められたのは、本当に真剣に1年を生きたからじゃねえの」だった。

 

去年の秋以降は、優しいことは弱いことなのかな、と強く思い悩んでいた。

ただ優しいのはだめだ、っていろんなSNSで流れてくる。恋愛のHow toだとか、そういうのでよく喋りそうな女の人が丁寧に感情的に説明している。

 

優しいのはだめなんだ、と思った1年だった。

優しいだけでは舐められてしまうと怖がった1年だった。

怖がって、こわばった1年だった。

 

でも、それは俺らしくないのだ。

今までの俺が生きていた道の先になかったのだ。

 

根本には、秋に訪れた彼女との不和があった。

優しく向き合ってきた彼女に嘘をつかれたことがつらかった。

そういう自分は彼女にとってあまり魅力的な存在ではないのかもしれなくて、すごく自信の根本を踏みにじられたと感じていたのだと思う。

 

冬は、僕と彼女にとっては癒やしだった。

むしろ彼女にとって優しい自分こそが、彼氏のことを大好きな理由なのかもしれない、と思い直すことができた時間だった。

もちろん、ずっと優しいのはいけないのだと思う。甘やかしてばかりでは多分自分も苦しいし、それは愛ではない。し、自分がすることではない。

でも、自分の魅力をちゃんと見出そうとして、そういう自分とずっといっしょにいたいと胸が張り裂けそうなくらいに叫んでくれる彼女が隣にいることを僕は、この冬で感じていた。

 

誰かと一生懸命に毎日を生きること、なんて尊いことなのだろう。

誰かの幸せを一生懸命に思うこと、なんて幸せなことなのだろう。

そしてそういう毎日はなんて難しいことなのだろう。

まるで坂道じゃないか。

 

必ず、人間はもとあったところに帰ってこれる。

眼の前のことに真剣に生き過ぎて、俯瞰する時間すら余裕すらない1年だった。

僕は全力で2024年を生きた。

 

2024年を経て、僕がいま出した結論は、僕は僕らしく生きていくことだった。

僕らしく、君を信じて、深く愛することだった。

 

第171問 強くなったのか弱くなったのか

彼女と付き合って一年になろうとしている。

僕はあの子と一緒になって強くなったのか、弱くなったのか、よく分からない。

楽しい思い出もたくさんあるけれど、悲しい思い出もいくつかある。

一緒にいるとこの人と一緒にいたいと思うけれど、離れるとやっぱり一緒にいるべきかわからない気持ちもあるような気がしてくる。

ただ肌のふれあいが嬉しいだけなのだろうか。

それとも本当に僕は彼女を大切に思っているのだろうか。

 

昨年は有り余る時間と思いを彼女にぶつけた一年だったように思うから。

これ以上はもうできないってくらい全力で一人の人に向き合ったから、それでいいんだ。

自分が一生懸命に生きた証が彼女に残って、それが僕らの思い出になればいいから。

 

誰かと一緒にいると、強くなるのか、弱くなるのかわからない。

第170問 別れの言葉

今日、ふと、彼女と別れることを決めた。

別れる時期はわからないけれど、修習が終わった頃か、1年記念の日のあとか...

 

僕らは全然違うね、というところからはじまり、お互いの共通点をたくさん感じて、今に至る。

先週の金曜日、僕は彼女に別れを突然切り出された。

 

16:26 とても言い出しにくいことだけど、こんな気持ちのまま会うのも心苦しいので言うね。
16:26 急なことで驚かせてしまうかもしれないけどお別れしたいです。
16:26 理由は将来について考えた結果、一緒にいる将来が見えなかったからです。私たちの将来については結構前からいろいろ考えてきたし、私も私なりにいろいろ考えていろいろ思うところはあったけど、この前電話で将来についての話をして改めてちゃんと考えて、やっぱりお互いの方向性も違うし、私も自分の将来について思い直す部分があって、将来的に一緒にいることは難しいだろうなと思ってしまいました。
私なりによく考えて出した結論なので私の意志は変わらないと思います。
16:26 本当は今週京都に行って直接話そうと思っていたのだけど、台風で行けるか微妙だし、仮に行けてもいきなり打ち明けるのも驚かせてしまうかと思って、こういう形で切り出すことにしました。急なことで本当にごめんね。
これだけでは納得してもらえないと思うけど、いったん自分の気持ちを伝えたかったので伝えました。
よろしくお願いします。

 

こんなラインが修習の終わり際にやってきて、僕は名古屋に飛んでいった。

台風がやってきてほとんど新幹線が止まっている中で、京都と名古屋が唯一開通していたから、背中を押されている気がした。

 

彼女をいつも会う新幹線の改札前で30分くらい待った。

彼女は彼女の修習同期と飲んできて、少し顔が火照っていたように思う。

僕は、彼女と別れるつもりだったのか、それとも引き止めるつもりだったのか、今となってはわからない。

京都地方検察庁を出て、すぐに家に戻った。

彼女とUSJで一緒に買ったスヌーピーのぬいぐるみと、カチューシャ。

誕生日に買ってくれたジバンシーのネクタイを持った。

返すつもりだったし、でも、これらを見せて踏みとどまってもらうのもありかなって思ってた。

 

それで、磯丸水産で話した。

彼女から別れたいと言われて、答えた。

別れたい理由は、僕の性格とかそういうことなのかと思っていたけれど、違った。

 

僕は友達に金曜日から月曜日にかけて起きたことについて、以下のように送っていた。

19:28
話としては、火曜日にお互いキャリアの話をしてて、
・〇〇さんが「事務所で馬車馬のように働く」っていう将来が中心で、摂食障害起こしててロー生活ほとんども過食で過ごしたという経緯があったから、それじゃ多分生きていけないよみたいな話
・〇〇さんは安定で堅実な生活を望んでいるという反面で、弁護士といういわば主体性がすごく求められるお仕事を選んだことについて、どう考えているの?というお話
をしたのよね。
俺の一応メインメッセージとしては、ちゃんとキャリアを考えてみるのもいいと思うよというものだったんだけど…

一方で、俺は将来したいこととして、俺が(もしかしたら)起業するかも、(もしかしたら)アメリカに行くかもっていう話をしたの。
19:32 〇〇さんはそれを受けて、願望として「事務所で可能な限り頑張り続けること」「子供を産んで暖かく育てること」を考えたらしいのね。
難しいのが、俺はキャリアの幅の持たせ方の話や、自分のしたいこと続けられることはなんだろうねって興味や関心を深掘る話をしたつもりだったんだけど。
彼女としては、欲望、願望、理想状態の話に聞こえたらしい。

それで、俺は海外で起業するから、弁護士も辞めちゃって安定感がなくなるし、〇〇さんは海外生活には結局後ろ向きらしいくて、彼女の頭の中で「一緒に生きていけないじゃん」となったらしい。
19:33 それで俺のそこで話した考えは特段詳細は聞いてくれず、俺の心も決まっているものだと思って、別れようって言ってきたみたい。
19:40 話をしっかり聞くと、彼女なりに色々考えてくれたんだなとは思った。真剣に好きでいてくれるから考えたのが伝わってきた。
一通り聞いて、君と話した話的なことはないのかゆっくり待ってみて、それで彼女として話が終わってるから、俺の性格とか態度の話じゃないの?って聞いたんだけど、どうやら違うらしい。
06:55 多分、彼女として俺にはそういう部分もあるかもしれないっていいのは少ない程度感じているのだとは思うんだけど、一方でそういう(きみが指摘してくれた)部分がないことはありえないという認識でもあるみたいだった。
07:08 彼女のそういう話を聞いて、俺が伝えたのは…
・海外で起業はするつもりはないこと。日本の弁護士資格が活かせる生き方をしたいから、弁護士にならないなら考ええたかもしれないけど、流石にそれはできないと思ってることを伝えた。
・確かなことから考えて、一緒に二人の未来を検討させてほしいこと。将来の自分たちが何を思ってるのかわからないのに、将来の僕らから選択肢を奪いたくない。不確かなものを想像して一方が決めるんじゃなくて、確かなものから考えていって二人の未来は二人で話し合って決めたい。そして僕にとっては確かなものは、今現在「〇〇さんのことを好きだよ」ということだった。
・「愛してるよ」っていう言葉。行きの新幹線で俺はすごく後悔していた。一年記念日や〇〇さんの誕生日に言いたいなって思ってたけど、伝えないまま僕らが終わるんだってことがとっても悲しかった。どういうでもいい勿体ぶりなんてしなければ良かったって。自分は全力で〇〇さんを愛したから、今までの自分には正直なんの後悔もないの。でも、それでも、「愛してる」って言わなかったことだけは、深く後悔した。だから、伝えたよ。
07:09 それを聞いて彼女も冷静になってくれたようだった。
07:15 一旦未来について、僕らは今まで二つの話をしてたの。
1 将来結婚したいこと
2 3月から同棲したいこと
ただ、これらは一旦確定させるのはやめようってことにした。
一つには、それが決まったものだと考えること自体が、彼女の未来の予想をおかしくしてるように思ったことがある。
もう一つが、俺自身今回の一件で〇〇さんとの関係は冷静に様子をみようと思ったことがある。
二つ目の理由は言えなかったけど、〇〇さんを思ってのことだし、自分的にはいいかなと思ってる。
07:16 それで、一緒にやっていこうって話して、一緒に朝まで起きて金曜日は終わった。
07:26 で、土曜日は日中一旦彼女は彼女の友達と会う予定があったから、解散して、その間一人で過ごして、それで自分がどういう気持ちか改めて考えてた。
逆に付き合っていくとしても、今回の一件でこそ、俺の方は将来が不安になったと思う、正直なところ。
この子と一緒に過ごしてもだいじょうぶなのかなあって分からなくなってしまった部分は否めない。
ただ、今はまだ別れる時じゃないのじゃ確かで、きみが聞いてくれたように今回彼女のもとへ走って向かって、それ自体が自分がよりいい男になるための大切な時間だと思ったし、自分が育ててきた愛のためにも彼女の元へ駆けていったんだと思う。
彼女のことを好きだけど、僕は彼女のことを好きでいる自分や彼女のことを大切にしている自分もまた、好きなんだ。
そいつのことを守ってやりたいって思っていたのが本当の気持ちだったのかもしれない。

そして、今後の彼女との関係は、しばらく丁寧にやっていきたいって思った。最近慣れてきてお互い雑になる部分もあった。
同期に言われてハッとしたのは、今日彼女の元へ行くときに(彼女のとこへ早くいけって言ってくれたには同期たちだったから)、「今日は彼女予定あるの?」って聞かれて、わからなかったんだよね。
今まではなんとなく、今週は何をして〜みたいなのを自然に共有してたけど、そういうのも無くなっていたというか。
というか俺も悪くて、彼女が友達関係の愚痴を言うんだけどそのまま受け取っちゃって、勝手に彼女の友達たちをネガティブに受け止めているところがあるせいで、多分彼女の予定の話を楽しく聞けなくなっちゃっててさ。それも彼女はうすうす気づいて、あんまり話さなくなったんだと思う。
そういうことも、楽しく聴きながら、正直「へー」って思っていられればいいかなって今このラインを打ちながら思ったよ。
07:29 さっきまで一緒に過ごして。
なんだかんだ、「同棲したらキッチンの広いお部屋に住みたいね」みたいなことも話していたし、そういう方向に進んでいくのはあまり変わらないんだと思う。
ただラブラブで好き同士でっていうのじゃなくて、お互い少しリアリスティックに、かつ冷静に、どうやって一緒に生きていけるかを考えればいいんじゃないかなって思っている。
07:32 以上が今回のいったんのオチでした。
もう昨日の昼ぐらいから、彼女が送ってきたラインを弄れるぐらいには、今回の一件は笑いにできてると思う。
俺が〇〇さんが送ってきたラインを読み上げて、「もういや〜」とか、「私は頭がおかしかった」って言ってて、元の状態に戻ったというか、変に考えすぎてバグってしまった状態から戻ってくれたのかなとは思う。

 

僕は日曜日、彼女とセックスするとき彼女の首にキスマークをつけた。

彼女はあざをつけたまま、そのまま裁判所に出勤した。

 

彼女の同期には、いつも「いつ別れるの?」と言うやつがいる。

「別れた?」と聞いてくるらしい。

 

彼女が別れを切り出した言い訳にこいつもでてきた。

そいつが好き、という話ではなく、そういう人がいるせいで、そういうアイデアが近く感じてしまうことがあったかもしれない、と。

 

先週の週末の俺は笑って、流した。

 

キスマークをつけていった彼女はそいつとこんなやりとりをしたらしい。

「え、それって、あれ?」

「俺もつけてみたいと思ってたんだよ、でもできなくて」

「ほら、みて!キスマークってこうやってつけるらしいよ」

彼女にキスマークの付け方というウェブページを見せたらしい。

「彼氏、すごいね」

 

彼女は自分がどんなふうに反応したか、あまり教えてくれなかったけど、そういうことを言われたことを教えてくれた。

あまりに僕らは近くなったからなのか、そういうこともあけすけに話してくれるのだ。

 

でも、なんでもかんでも、話しすぎてはいけないのだ。

 

僕はとてもしんどくなって、その話を電話してくれた電話口でぎっくりやられて、テレビ電話なのに顔を塞ぎ込ませた。

「もうたのむから、本当にそんな話をしないで」とお願いした。

 

先週、会いにいって、結局付き合うことに決めたとき、

来週の土日月の三連休も、再来週の三連休も、昔決めた通り、一緒に過ごすことを確認した。

もろくなった僕らにとっては、一緒に過ごすことが大事だと思ったから。

 

でも今日のお昼すぎ、こんなラインが来た。

あと、そういえば相談しなきゃいけないことがあるんだけど、前々から名古屋班の友達でユニバ行きたいねって言ってて、それが3連休最終日の16日なんだけど、その日行っちゃだめかな?🙏

僕はこう、返した。

13:38 ハロウィンのユニバいいよね、行きたいな〜🥰
13:39 16日、再来週の月曜か!!
そしたら予定どうしようね!
13:40 14、15は京都って感じよねたぶん🤔

そしたら、こうらしい。

15:38 あ、ごめんね違うの🥲
15:40 もちろん2人でも行きたいから10月とかいけたらなと思うけど、16日は名古屋の班のユニバ企画で、泊まりじゃないから私も参加できそうな数少ないイベントだし、9月と10月の他の3連休のイベントは全部参加できないから、ユニバなら楽しそうだしできれば行きたいなと思って、京都から合流できるかなーって
15:41 なので来週の3連休は普通の土日みたいな感じで月曜日の朝お別れって感じじゃだめかな?
15:43 その次の週も3連休でまた京都で会えることになってるから、16日ならそこまで寂しくないかなと思って

僕はこう返した。

17:43 なるほど!
勝手に〇〇さんの班のみんなと一緒に行かないってお誘いいただいたのかなって、色々話したことを組み合わせて思ってしまったけどちょっと違う感じかな?😢
17:44 僕は寂しいけれど、〇〇さんがハッピーなら🙆‍♂️
17:47 もし大丈夫なら、月曜の夜は一緒にいられたら、俺はそこはハッピーかもとは思った🥺

 

それから返事はないけれど、今日、すごく素敵な先生と飲みをして、過去の自分をふと思い出した。

というか、今まで頑張ってきた自分に帰ってきた感じがした。

それで、Sirupの昔の歌を聞いて、思ったのだ。

「あ、別れよう!」って思った。

 

すぐには別れられないし、誕生日を僕もお祝いしてあげたいなってまだ思う。

だから、修習が終わって、働き出したら、別れようって思った。

ただ、それだけ。

それだけ。

 

 

 

遠くのどこかでそばにいてくれる、あなたに聞いてほしくて、今日も文章を書いてしまった。

第169問 雨に降られて

今日は運がよくない、という日がある。

今日は確実にそういう日だったように思う。

11時10分に予約した自動車教習所、間に合うように出たのに、定期券も財布もまさかの忘れるという失態をしたせいで、間に合わなかったのだ。

途中で乗ったバスも違う方面に向かうバスで、散々だった。

その自動車学校のシステムはなかなかのクソで、キャンセルすると5,500円の罰金を払わなくてはいけないのだ。

入所のときに聞いてないし、なんでそういうおかしなシステムがこの世の中にまかり通っているのかよくわからない。設備はきれいで良い感じだと思っていたが、そういう稼ぎ方をしているからなのだなとわかった。

なぜいちいち満足度が下がるようなサービス設計をしているのかイマイチ意味がよくわからない。

 

反省を経てモバイルイコカをスマートフォンに導入した。

これで、ケータイさえあれば最悪電車に乗ることができる。

 

昨日は彼女と電話ができてよかった。

雨がすごく降っている今日は、いい部分もあれば悪い部分もある。

この雨の中、車を運転するのも出だしが悪いし、今日は朝から自慰をしすぎて頭がボケボケしていたこともあって、それでよかったのかもしれない。

 

自分の性欲が異常だなとまた最近思う。

中学生の頃より強くなっているようにも思う。

今日は乱筆である。

 

時間をうまく使えなくて、なんだかイライラしてしまう。

あー、時間がもったいないよ。。。

第168問 少し落ち着いて

今日は久しぶりに誰かに話を聞いてほしくて、文章を書いている。

 

京都に来て大体2ヶ月が経った。

あっという間の日々で、何も成長できていない気がして少し焦っている。

友達がうまくできるか、毎日をつつがなく過ごせるか、彼女を大切にして過ごせるか、そういうことに頭がいっぱいでいたら、時間があっという間に経ってしまった。

 

彼女の他に、毎日なんとなくラインをする友達ができて、それはとても嬉しい。

彼は東大のロースクールの首席らしい。すごいよね。

もしかしたら長く続かない仲かもしれないけれど、でも彼とはなんだか楽しい気持ちで話せる。大学に入ってからできた昔からの友達たちにどこか似ているのだ。

 

今日やっと一人になれた。

一人になれたといっても、同期とのユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行く約束をドタバタで断ってしまって、明日のソフトボール大会も断ってしまったから、とても強引だった。

ために訪れるダメ人間モードというか、鬱っぽい気分なのだ。

 

疲れていたのかもしれない。

彼女と最近毎日つないでいた電話が、今週の平日はなかった。

本当は彼女は頻度が多すぎると思っていたのかもしれないし、本当に忙しいのかもしれない。

今日ラインしたら、忙しくてラインができないんだ、って。

たしかに先週までは楽しくラインしてたから、本当にそうなのかもしれない。

僕はいつまでも女の子の言葉が信じられないのだ、とこういうときに思う。

司法修習生はタームごとにする仕事が変わる。

弁護修習・刑事裁判修習・民事裁判修習・検察修習、この4つで修習は成り立っている。彼女はちょうど弁護修習がはじまったところで、僕は刑事裁判修習。

彼女の弁護修習先はなんだか遅くまで残らせるみたいで、夜もよく連れ回しているらしい。楽しく過ごしているのかはあまり良くわからないけれど、喜んでいるのかどうなのかいつも本当のことは言わないタイプなのでわからない。

 

好きになりすぎているな、と最近思う。

気持ちを抑えることがいいことかももはやわからない。

信じ切ってあげたい気持ちもあげながら、そんなことは決してできないと悲しくなる気持ちもある部分もある。

まるで初恋のように僕は今の彼女のことを好きなのだ。

 

色々悲しい思いをして、あんまり人に心を許せなくなっていた自分のはずが、ここまでガードを下げてしまっているのは冷静に信じられない部分がある。

そして、なんだか腑抜けになっている自分が許せなくなっている。

彼女が修習同期と何処かに行くだけで違和感がある。再来週はナガシマスパーランドに行くらしい。

水着になるのかしら。

なかなかに彼氏としてはしんどい思いが募る。

 

そういえば、昔からの女友達にインスタグラムの友達解除をされているのに気づいた。

なにか悪いことしたっけって思い出せなかったけど、まあそういうことなのかなと思った。

彼女にはもう会いたいとは今のところ思えなくて、合格してからも会ってない。おめでとうも言われていない。

浪人時代からの付き合いだったけれど、それはもう仕方ないことで、友人ってそういう感じで変わっていくのかなって思っている。

 

僕は、彼女にふさわしい人間なのかよくわからない。

あの真っ直ぐな瞳をまっすぐ見つめ返せているのかな。

あそこまで純真な彼女を結局全部信じきれない。

そして、僕自身も自分の修習地で落ち着ききれていない気がする。

 

僕にとって大切なものはなんだろう。

もはやわからなくなって、頭が動かない。

たまにこうやって僕の話を聞いてくれるあなたに話を聞いてほしい。

全部よくわからないから。

また抱きしめてほしい。

そういうさみしい気持ちが今日の夜の気持ちなのだ。

第167問 一休み

ヨーロッパを回って、祖母の通夜を逃して、日本に帰国して、祖母の告別式に参加して、親友との卒業旅行をこなし、家に帰ってきた。

 

ここ1,2日寝ても寝ても疲れがとれない。

 

日中も少し疲れると眠り込んでしまうし、かなり自分の精神的な限界の寸前だったように思う。

楽しいことが多いけれど、その分僕の心と身体は疲れているということをしっかりと考えなくてはいけない。

今日の残り、明日明後日は最高裁から出ている司法修習の課題をこなさなくてはいけない。期限が差し迫っている。

 

いろんな考えをここで書き残しておきたいとは思っているけれど、今はまだ筆が動かない。身体も心も凝り固まっている感じがする。

身体をしっかり休めて、自分に優しく向き合う時間を取ろうと思う。

 

藤井風の新曲が出て、久しぶりに音楽を聞きながら街を歩くということをした。

何気ない日常は長いこと失われていて、だからこそとても尊く思った。

新しい歌は、背伸びのないいい歌だと思った。

 

洗濯物が干してある様々な誰かの生家を見ながら、この平和と穏やかさは素晴らしいと思った。