2016-01-01から1年間の記事一覧

第50問 鶏と卵

有名な話。鶏とその卵はいったいどちらが先なのかという命題であるが、似たような話。12月は1月の前なのか。それとも11月の後なのか。これはとても難しい問題である。いや最近ひたすらに思うのは、自分は何者なのかということである。本名によって定義されて…

第49問 共感

最近思った、個人間で一番大切なものである。音楽も文芸もメールも会話もラインも授業も、共感はかけがえなく大切かもしれない。共感できればできるほど、その人はいつの間にか大切になってるし、できなければできないほどいつの間にか距離ができてしまう。…

第48問 ノルウェイの森

3ヶ月前ぐらいに書いた書評を捨てたいのでここに書いておく。 ノルウェイの森は現代的な小説として我々にとらえられ、村上春樹は現代的な作家として語られてきた。今日ノルウェイの森を読んだ私には確かに村上春樹の現代性をかんじられた。もしくは、近代性…

第47問 分かりやすい自己紹介

自己紹介は初対面の人と会った時に、自分が何者なのかを相手に簡潔にわかってもらうためにするものだ。でも、それは大概名前を言ったり、出身の学校を言ったりするだけで終わってしまう。もっとも分かりやすい自己紹介とはなんなのだろうか。 一つには、好き…

第46問 流行り

蚊帳の外から人間を客観視することが最近正しいこととして人々に受け入られていることに、私は素直に違和感を持つ。確かに学問をする上では必要不可欠なものの見方だけれど、それを日常生活の対人関係に持ち込むのは温かみに欠けてしまう。テレビのコメンテ…

第45問 閑話休題

オフレコの話。フェイスブックの私の投稿のコメント欄は簡単に言って、サンドバックだ。基本的にみんなが言いたいことを書いていく場所のような気がする。加えて名前が出ているから、こっちもブログで書くほど威勢のいいことが言えない。どれもこれもありが…

第44問 病院

今日私は病院にいた。特に自分の用ではなくて、人の見舞いに行った。病院というところは、健全な人間には本当に悪い意味で刺激的である。早く帰りたくなるようなそういう空間だ。若い人の経験とかそういうものに置換されるような場所とは違って、そうでない…

第43問 着せ替え

我々の世代は他の世代に比べれば圧倒的に母数が少ない。これは個性重視の風潮と相まって、我々の可能性は無限大に広がっている。すなわち、他の世代で半ば自虐的に言われる「量産」の気質はどこか我々の世代には無関係の話のように思われるのである。しかし…

第42問 Undoing

This is the first time for me to submit an article in English. This is just an experiment. So if you or I feel something wrong about it, I will soon quit this try. I hope this time is able to be accepted by my following readers.Maybe in th…

第41問 我々を語るものは何か

今日は少し根本的な話でもしようか。題目を勘違いしないことが、ここから先の私の評論を聞くことでは大事なので是非気をつけてほしい。「我々が語るもの」については今回は論じることはない。「我々【を】語るもの」について論じたいのである。私は無謀にこ…

第40問 ゲーム

今回書かれる文章は全てが嘘である。虚言である。私のつく嘘に、今日はお付き合い頂きたい。朝。私はいつも通り自分の部屋の布団の上で目を覚ました。台風一過の朝。気圧の変化はあったはずだけれど、何故か私の頭や体調はなんら変わりなくかえって、その晴…

第39問 一般とのズレ

変人タイプの友達と話す時のことである。そういう時私たちはいかにして馬鹿げた事を話すかということに躍起になって、どうしようもない議論をする。もはやそれは議論ではなく、井戸端会議とか巷説にすらもならないような、本当にどうしようもない話をするの…

第38問 保守化

日本を含む世界は、今日ますます保守化へと歩みを進めている。旧来的な政治哲学の限界が訪れているように感じる。エリートの感覚と中産階級の感覚とがずれ、エリートの政治哲学は無力となり、国家に「経営」の理念が浸透しようとしている。平和を尊重しよう…

第37問 世評

昨日狂気的な殺人事件が起きた。それを巡る私の目から見た日本社会と、メディアについて幾つか書残す。犯人は障害者施設を襲い、重度障害と見られる人間20人近くをナイフで殺害した。殺害後、犯人は出頭した。供述の中で犯人は、「障害者を殺さなくてはいけ…

第36問 二面性の統合

昨日、今日と実感する自分の変化について少し書いておく。今まで私という人間について、私自身違和感を感じていた部分がある。それは自分に対する自分と他人に対する自分が明らかに別のものであったということである。素直に告白すれば、人前での自分と、自…

第35問 当たり前のこと

一学期ももう終わりに近づいている。近頃の夕焼けを私は見ていない。去年も今年も太陽が橙色になって、その日最後の輝きを見せるその瞬間を見ていない。筆を動かし、頭を巡らしている間に真上にあった太陽はいつの間にか姿を隠す。どうにも自分の気が狂いそ…

第34問 倫理の濫用

舛添氏の件について書きたくなったので書きたいと思う。率直に言って舛添氏をやめさせることは何の意義もないと思う。彼の振る舞いについて道義的責任が強く問われているが、私はこのメディアの姿勢には疑問しか浮かばないし、呆れかえっている。ご存知の通…

第33問 世評

多くを語れるほど知識の貯金はありふれていないから、雑感を述べる。http://m.huffpost.com/jp/entry/10420048?ncid=fcbklnkjphpmg00000001このニュースに限ったことではないけれど、幼稚園が近くにできるなんて明るくていいニュースじゃないかと私なんかは…

第32問 自己貫徹性

最近思うのは、自分が1年前、2年前の自分と同じなのかということである。すっかり自分は自分でなくなっているし、自分はしっかり自分のままである。周りの環境が自己を決定するという考えには根本的な誤りがあるような気がする。しかし環境を環境として意識…

第31問 責任の所在 判断の拠所

浪人生として生きる中で、非浪人生即ち高校生大学生大人が涎を垂らして待ち構えているトピックがあったので今回はそのことを書きたい。友達が増えていく中、友達の友達の不幸というか、挫折をこのところ度々と聞く。それは同じ人物についてのこともあるし、…

第30問 international people

この英語は典型的な誤った英語である。和文を英文に直訳しようとするとこうなってしまう。和文「国際的な人間」について今日は少し書いておこう。私を含め私の周りの人間には段々と国際社会に興味を持つ人間が増え始めた。国際的な人間とは即ち、国際社会で…

第29問 ご紹介

今日は模試だったのですが、良い文章に出会ったので是非読んで頂きたい本をここに載っけておきます。貫成人「哲学で何をするのか」私もまだこれを読んでないので、全部を説明することはできませんが面白かったところがありました。第2章の『文化の中の「わた…

第1回 success clinic

本来はカタカナ表記ですが、クソ人間のグーグル検索に引っかからないように英語で無理やり書きました。サク〜〜とは、基礎知識をマーク試験で確認する浪人生対象のテストです。順位は出ず、偏差値と点数のみ開示されます。乗せるのが恥ずかしい結果ですが、…

第28問 反省

後輩たちが頑張っていた。第12問を書いた自分が恥ずかしい。仕方ないけれど残さなきゃならない。現役のみんなと話せてすごく嬉しい。羨ましいと思うぐらい豊かな笑みをこぼしていた。最近の自分はどこか傲慢だった気がする。傲慢にならないと生きられなかっ…

第27問 古代ギリシアな1日

今日は数学の授業があった。担当の先生は、私が去年習っていた数学の先生をよく知っている人らしい。メプロを作ったのは、あの先生だったらしい。Mathesis Episteme Logosそれぞれ教養、知識、論理を指し示す。Ancient Greek Wordsである。今じゃあ大成して…

第26問 電車とネット

春らしさがだんだんと無くなって、日本が少しずつ夏に近いづいていくのを感じる。春は暖かい季節を待つ分、少し涼しい時期が短く感じられてしまう。さて以前ネットの匿名性に言及したかと思うが今回はそれが少し出てくるお話。復習になると思う。とはいえ話…

第25問 朝日

今日はいい日だった。それはそれはいい日だった。例えるなら、本当に自分の羽が伸びるようなそういう日だった。気の置けない、というのはすごく大事なことである。かけがえのなさを感じる。格好つけない尊さがある。シティに住む人間にもこういうものを味わ…

第24問 大江健三郎『個人的な体験』

今日は予備校が始まり、気も引き締まった。現代文のテキスト、最後の問題はなんと「こころ」だった。気が引き締まる。詳述はまた別の時に。さて今回は延ばし延ばし、というか書く覚悟がなかなかにできなかった『個人的な体験』について書こう。この文章に向…

第23問 泉

このブログを始めた時から薄々気づいていたことだが、ここに自分の思いを開けっぴろげに書くことはまったくの浪費である。なにかきちんと貯めてきた何かを消費しているようなそんな感覚である。加えて、脳みそをひりだして書いた文章たちがどんどん薄情にな…

第22問 ご飯

最近、ご飯がとても美味しく感じる。これは多分とてもいい精神的兆候であると思う。特に友達と食べるご飯はとても美味しい。けれど食が細くなっている。昔食べた量の半分も食べられない。受験のストレスとか、身の上の悩み、などもあるのかなあ。調べてみた…