2022-01-01から1年間の記事一覧
今年はよく筆が走る。 なぜだろう、だれも見ていないこのブログだが、自分と向き合う場所としては丁度いいのだろう。 年末必ず会う友達がいる。 もう出会ってから13年が経つ。 ちゃんと知り合ってからは8,9年だ。 僕らは年末に一度会って話すのが定番になっ…
年末の最後の時期、僕はなぜか後輩の女の子と一緒にいた。 大勢での忘年会を終えた後、メッセージが来て、二人で会うことになったのだ。 はて、という感じで、なぜ誘ってくれたのかわからないまま、お店を決めて、待ち合わせした。 最近、遊ぶ女の子は年下ば…
今年のクリスマスのあたりは、しずかで落ち着いたものになると思っていた。 自分には勉強があるし、特に恋愛に対するモチベーションがあるわけでもない。 毎年なんだか不安定になるけれど、クリスマスとか記念日とかに対する変な執着心もすっかりなくなった…
友達のSNSを見て、先月の一件も含めて自分の考えをちゃんと棚卸ししたほうがいいように思って、筆を執る。 でも、そういう話をずっとしたいわけじゃないから、無関係な話もして、それで四部作にしようと思う。 1 割愛の語源 割愛の語源について、知っている…
院からの帰り道、ふと中学であった盗みを思い出した。 盗まれたことを思い出したというわけではなく、隣のクラスであった盗みの話だ。 色んな人のゲーム機がたくさん盗まれてしまったらしい。でもゲーム機は本来学校に持ってこれないはずだから、学校に相談…
このところよく物思いに耽る。 秋の寒さが染みるからだろうか。 夜、カフェに行った。 そこには中年の男女がいた。 職場の同僚のようで、女性がひたすらに職場で感じる苛立ちや違和感をぶちまけている。 その職場は要するに、あまりチームとしての一体感がな…
先日、部屋の掃除をしていたら、遠い昔の本当に辛かった時期、先生にもらったヒロシマ・ノートのコピーが出てきた。 先生が僕を思い、このページを渡してくれた優しさは、自分がずっと人間を信じることができている理由のひとつなのかもしれない。 たまに読…
たまに、女という生き物についてわからなくなることがある。 そう最近も思った。 自分の人生とは全く関係のない一人の女性の話と、最近関わりのあった女性の話、ふたつ聞いてほしい。 一 その女は、僕の友達と付き合っていた。 当初、その友達はその女の胸が…
最近、去年参加させてもらっていたゼミの飲み会に参加してきた。 そこで、自分のことを少し知っている後輩に言われてハッとしたことがある。 自分は、ロースクールで素直に感じていることを素直に話した。 価値観が凝り固まっていること、なにかを押し付けら…
"Your Second Life Begins When You Realize You Only Have One" という言葉がある。 自分の人生が一度きりだとはっきりと分かった時、2つの目の人生がはじめる、と日本語に訳せばなるだろう。 確かに、星野源も似たようなことを言っていた。 どうせ死ぬな…
今日はお世話になった先輩の司法試験合格のお祝いの会に行ってきた。 とても不安そうにしていた先輩だったが、無事に合格されて流石だなと思った。 そこで聞いた話。 先輩は燃え尽きていると言っていた。 何をすべきかわからなくなってしまって、困っている…
院の成績開示を受けて、とあるひとつの科目が全く想定と真逆の評価で、しばらく落ち込む日が続いていた。 ◯大事務所に就職するためには、ロースクールのGPAは3.5は必要であるらしいが、その科目のせいで厳しい状態になってしまった。 「しまった」とは書いて…
あなたはまるで台風だ 台風が過ぎ去った東京に俺は残る つまらない俺の毎日と東京には、まだ優しい雨と穏やかな風が吹くよ 君に抱きしめられた台風の日、もう君は行くんだなって 分かってたけど理不尽だと神様を少し責めたくなった あなたといるとあなたの言…
お別れがとっても寂しくなってしまう時はある。 たとえば、その人とのお別れが寂しいだけなんじゃなくて、ずっとそのまま一人ぼっちになってしまうのではないかと思うとき、自分は深い寂しさに包まれる。 こういう寂しさは怖い。 こういう寂しさに心の意思決…
期末試験を終えて、近頃は脳みそを空にして、人間関係について思いに耽ることができて、ある意味で自分らしい時間を過ごせている。 昨日は、素敵な時間だった。 もう6年目の付き合いになる芸大の友達に、芸大の同期として麻布の後輩を紹介してもらったのだ。…
つい最近、こんな人に出会った。 音楽や文学は、自分の趣味に近く、よく私のSNSでの投稿に反応してくれていた女の子。会ったことはないけれど、日頃アグレッシブに過ごしていて、若さを最大限に使っていて。 大人を見定める癖が染み付いてしまって、自分には…
久しぶりに精神的に限界が来ていた数週間だった。 客観的にはなんら変化はなく、すべきこともなにも変わらない日々だったけれど、毎日を過ごすことにしんどさを抱える日々だった。 そんな自分が思い出していたのは、昔のことだった。 もう会えないかもしれな…
言葉にできない切なさが、心を覆う。 雨上がりの月曜の朝、俺は何を感じているのだろう。 時が過ぎ去っていく寂しさなのだろうか。 自分の抱えてきた悲しみの濁りなのか。 瞳を閉じていた女の子の姿なのか。 昨日は一瞬も筆を取れなかった。 今日明日と、少…
思い返すと、自分の中高時代・浪人時代・大学時代のはじまりは本当に辛い時代だったと思う。 そしてその辛ささえ、認められない悲しさがあった。 友達が、スタンフォードの日本人大学生が炎上している最中で、自分は憐れだみたいなマウントの取り合いはやめ…
せわしない平日を過ごして、あなたに会うと生きているという感じがする 平日を生きてきたと思うし、休日に生きれていると感じるの 少し疲れた時は、あなたの可愛い車を思い出す ワーゲンの赤いポロ 僕を家まで送ってくれた優しい車 細いしなやかな指でどんな…
ポジティブな言葉を書き連ねる前に、自分がちゃんと感じているネガティブな気持ちをも愛せたらいいなと思う。 それをここで丁寧に吐き出して、本当の自分を見失わないようにしようと思う。 端的に言えば、もう俺は誰かのジャッジメンタルや偏見、幼さの犠牲…
座る席は、東京湾に差し込む光がよく見える。 コンテナをやりとりするクレーンは、キリンと呼ばれるらしい。人工的な海岸線に沿って、大きさも様々なキリンが構えているのを眺める。 ふさぎ込むような朝の寒さを押しやって、熱視線のようなシャワーを浴びて…
ここ数週間は、自分にとってとても苦しい時間だった。 何をしていても頭の中が曇っていて、すべきことをしていないような、自分への深い罪悪感に苛まれていた。 弱さとも違う、自分の隙のようなものなのかもしれない。 ときたま、自分への自信を喪失してしま…