第118問 行き着く先

今日はお世話になった先輩の司法試験合格のお祝いの会に行ってきた。

とても不安そうにしていた先輩だったが、無事に合格されて流石だなと思った。

そこで聞いた話。

先輩は燃え尽きていると言っていた。

何をすべきかわからなくなってしまって、困っていると。

試験の恐ろしさだなと思った。生きる意味を油断してくると奪ってしまうのだから。

もうひとつ。

どうやらサークルの先輩で予備試験に合格して司法試験に合格したとある方が、オークションサイトで試験の答案を売って販売していたところ、弁護士会に見つかって、勤めていた◯大事務所をやめなくてはいけないことになってしまっていたということだった。

この2つの話は、司法試験の虚無さを物語っていると思う。

 

結局の所、試験を受けるのは自分のため、自分の代えがたい達成感と成功感のためにやっているのだと思う。

金も地位も、すべておまけと思うぐらいがちょうどいいのかもしれない。

楽しく勉強をつづけて、達成感だけじゃなくてお釣りが返ってくる、そんなふうに捉えられたらいいんじゃないか、と思った。

 

人と話す中で、言語化してわかったことがある。

自分には安定安全を求める自分と挑戦スリルを求める自分の2つの自分が存在しているということだ。

それは誰にでも、と言われてしまえばそれでおしまいだけれど。

これに気づくと意外に目の前のことでいっぱいいっぱいにならなくなる、ということも新たな気づきだった。