2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第98問 とある年の暮れに

ふと君のことを思う。 帰りの電車で僕を見つめた君の瞳のことを思う。 君を慰めたときの君の流した涙を思う。 君を愛でたときの君の緩んだ唇を思う。 君と一緒にいると、自分の気持ちに気づく。 君と一緒にいられないときに、不意に高まった自分の思いが落ち…

第97問 2020年11月の文章

20201106 国内外の政治と遵法的正義 アメリカ大統領戦から目が離せない日々が続きます。特定のイデオロギーの勝利のために「不正」かどうかが争われる奇妙な出来事が乱発していて、言いがかりをつければ事実は捻じ曲げることが出来てしまうのではないかとさ…

第96問 2020年10月の文章

遠野遥『破局』 主人公は慶應法学部の3年生。曖昧ななにかが素直に現れていて、古臭いスノビズムとかエリート主義との距離感のとり方が今の慶應生っぽい。主人公は、腹の奥そこで隠し持ってる自負心と、社交的であろうとする適応化欲求が脳の多くを占めてい…