ふと君のことを思う。
帰りの電車で僕を見つめた君の瞳のことを思う。
君を慰めたときの君の流した涙を思う。
君を愛でたときの君の緩んだ唇を思う。
君と一緒にいると、自分の気持ちに気づく。
君と一緒にいられないときに、不意に高まった自分の思いが落ち着いていくのに気づく。
君のことを人間として好きになっていく自分に気づく。
こだわりはないけれど、幸せな形で一緒にいられたらいい。
君が僕のために、電車を乗り過ごすとき、本当は涙が出るくらい幸せだ。
僕が君の手を握るときや君のことを見つめるとき、同じぐらい温かいものが君を包んでいてくれることを願ってる。
君の幸せを願ってる。