他人を傷つけようとして言葉を使っているのに気づく時、それがしかも心を許した人であった時、今までのすべてにはなんの意味があったのだろうか。
人を傷つけようと思って傷つける人は、自分が誰かにそうされたから、人を傷つけるのだろうか。
誰かがそうしてるのを真似して、人を傷つけるのだろうか、自分がしてきたことや、いってきたことを棚にあげて。
心を許してしまった自分が馬鹿だったのだろうか。信頼した自分が馬鹿だったのだろうか。
世の中の人はみんな、傷つけあうことを正当化して生きている。俺の周りの人だけは、そういう悲しい傷つけ合いから守ってあげたかった。
ずっとずっと涙が止まらない。
傷つけて息の根を止めれば、人が黙ると思ってる、人を支配できると思ってる。
人を苦しめることができると思うから、それですっとするから、人は人を。
人に傷つけられてしまった時、傷つけられたことよりも、その人が自分を傷つけようと傷つけることに泣く。
自分のことを傷つけたかったんだなと、気づいてしまうその瞬間が本当に悲しい。
信じてたものが深いほど、悲しい。
そうじゃないと思っても、そんなことはないと思っても、涙が溢れて止まらない。