第137問 Play Back and Go on

昨日は、久しぶりに浪人時代の友達と一緒に飲んだ。

僕らは6人組で仲良くしていて、すこし大所帯なんだけど、結構仲良くやっている珍しいグループだ。

今となってはなんてことはないけれど、恥ずかしいというか残念なことに、俺だけ志望校に落ちてしまって、寂しい思いをしたのも覚えている。

あまり頻繁に集まるわけではない僕らだが、たまに集まると楽しくやる。

今回は、一人がニューヨークに行くことになって、その壮行会を兼ねて集まったのだった。

 

みんな大人になっていた。

それなりに酒を知り、飯を知り、女を知り。

そういう成長を分かち合うような時間だったような気がする。

 

面白くて、僕らのうち僕を含む3人は、とある別の女の子たちと不思議な縁がある。

僕らも浪人組で仲良くやっているけれど、全然違う予備校の仲良し4人組がいて、僕ら3人はなにも示し合わさずに、その4人組の女の子とそれぞれひと悶着やってくるという事件があった。

抽象的に書くと難しいけれど、僕はAさん、友達XはBさん、友達YはCさんとデートにいったり、なんだりということをそれぞれなんの示し合わせもなくやっていたのだ、ほとんど同時期に。

こんな面白いこともあるんだね、なんて大学2年生ぐらいのときに楽しく話した。

友達XはBさんと体を重ねてからなんだかめっきりらしく、友達YはCさんと付き合ってすぐ別れた。

僕と遊んでくれたAさんが一番いい子だと思っている。

たまーに会うと、全然普段話さないのに楽しく話せて、いい人なんだなあといつも勉強になるような人だ。

 

置いてけぼりを感じる部分もあった。

そろそろ勉強の生活にはけじめをつけないといけないな、と一人で思いながら、楯野川の入ったおちょこを乾かした。

 

ニューヨークでの生活、頑張って!とみんなで仲良く別れた。