第105問 年の瀬が迫り

このブログも長いこと書いているが、最近は何も書きたいことが出てこない。

熱い気持ちも、昔を思う気持ちも、あまり湧き出てこない。

かしこまったこともあまり言うつもりもない。

この空間は、誰の評価も関係なく、自分の好きなことをただ書き連ねているだけで、そういう点で誰かの目が気になって、というのもまったくない。

燃え尽きた感じかもしれない。

院試も無事終わり、いい結果に恵まれて、満足している。

近頃1ヶ月ほどは勉強をサボり気味で、今日明日から少しづつ再開していこうと思っている。

 

この書きたいことが出てこない、というのは、実はもう今年の春ぐらいからずっとそうなのだ。

どういう変化が私のもとに生まれたのだろう。

ひとつは、好きな人に、きちんと「好き」だと伝えるようになった。

あいかわらずタイミングはよくないし、煮詰まった状態で伝えられない感じも、まだまだ不器用さは残るけど、好きな人に「好き」と言えるようになったのだ。

だから、募る感情をこういう誰にも見られない場所で、発散させる必要があまりなくなったのかもしれない。

 

強い感情、でいうと、強いて言うなら、もう会えなくなってしまった人たちに会いたいと思う気持ちが少しあるかもしれない。

身体を重ねたいとかそういう類の話ではなくて、深く抱きしめたくなる、そんな気持ちなのだ。

抱きしめたい、そういう気持ち。

 

私は、男にしては、特殊なタイプでもあると思う時がある。

女とのつながりにおいて、性的なつながりをあまり大事に思っていない。むしろ、あまりいいものだと思っていない節がある。どこまでも男性的であることを求められるあの空間で、自分にやすらぎと獰猛さを許してくれる人はあまりいないからだ。

これは、まだ自分の同世代が未成熟で、ずっとずっと憧れに右往左往している人間だらけだから、というのもあるのかもしれない。

誰かの王子様になるつもりはサラサラない。王子様を探している女性を見ると、心の奥底から冷めていく感覚さえある。

ちゃんと自分に向き合って生きていないのかな、なんてすら思ってしまう。

人間というのは、パートナーがいようと、家族がいようと、友達がいようと、結局は孤独でひとりで生きていく。

一人で生きていくから、一緒にいてくれる人が愛おしい。

だから、与えることももらえることも幸せになっていく。