最近ハマっているというか、新しくて聴いてる歌がある。
No Guidanceというグループの"Is it a crime?"という歌で、一度Instagramのリールで見かけていい歌だなあと思っていたら、そのリールがきっかけでメジャーデビューを果たしたらしい。
人生というのは本当にわからないものだなあと思う。
刑法がどうやら改正されることになり、今ある強制性交等/わいせつ罪が不同意性交/わいせつ罪へと変わることになったらしい。
SNSでは法曹界隈はこの改正にかなり違和感を残していて、連日審議会の内容を誰かが喋っているという感じで、自分も関連する投稿を追っていた。
業界の端くれとしては、今回の改正は中々に法理論を骨抜きにしている部分があるなと感じている。
性的な自由の侵害やわいせつ性などは、表現の自由とも関わるものであるし、個人個人の価値観に依存する部分が多いのではないかと思う。
TikTokやInstagramでギリギリの性表現を攻める投稿も少なくないし、ポルノも異常なほど一般化している反面で、日常生活での性行為について厳格な要件論を展開しているのは奇妙な社会現象であり、普遍的な違法観念みたいなものが果たして現代社会で構築することがこの領域でできるのかは疑問が残る。
しばらくは法運用も様子見だろうが、この法律の合憲性が最高裁まで争われることになるのは時間の問題だろう。
罪なのかという話でいえば、最近は広末涼子の不倫報道が毎日毎日テレビやらYoutubeやらで話され続けていて、SNSでもずーっと彼女の書いたラブレターが誰かしら流している。
僕のタイムラインは昔はこんな感じではなかったのだが、なぜ流れるようになったのだろう。。。
色々見聞きする限り広末涼子はよっぽど不倫相手のことが好きだったようで、その本気さのせいで噂話も大きくなってしまっているのかもしれない。
ただ、、、これほど騒がれるほどに彼女は悪いことをしたのだろうか?
悲しいけれど、僕は大学時代の恋愛の多くが浮気と切り離せないものばかりだった。
浮気相手になったり、なりかけたりを繰り返していたから、女はほとんど浮気をしてると思っているし、それは結婚しても治るものではないと思ってしまう。
僕は僕で略奪をするほどの勇気もないし、浮気をするような人は本気で好きになれないという気持ちの悪いジレンマをずっと抱えていた。
だからむしろ、広末涼子があれほどまでに不倫相手を愛していたことを美しく思う。
きっと今、彼女は社会からのバッシングだとかそういうものへの悲しみよりも、あれほどまでに愛していた彼にもう会うことができないことの悲しみに暮れているのだろうと思う。
旦那さんにはもう離婚を切り出していたらしい。
今のパートナーに別れを告げてしまうぐらい、その人が好きなら、もうそれは本当に好きなのだと思う。
彼女には覚悟があったのだと思うと、その愛の切実さに僕は泣きたくなる。
パートナーはなあなあにして、浮気もして、世間で誠実なふりをして生きてる女たちよりよっぽど立派だし、本気で生きているのではなかろうか。
そういう愛は深く心に刻まれるものだ。
到底罪とはいえない綺麗なしろものだ。