第101問 仲間の痛み

近頃の自分の周囲はというと、やっとのこと、自分が辛いことを辛いと皆が認めるようになってきて、お互いの痛みを分かち合うようなそんな時間がながれることが多くなった。

これは、私に心を多かれ少なかれ開いてくれている人がいることを感じて、自分の存在の意味を感じる契機である一方で、同時に他者の痛みを理解できない苦しみを感じる契機でもある。

皆心が痛がっている。誰が皆を苦しめるのだろう。

私のそばにいる時、笑顔でいてほしいと強く思う。

でも、またどこかで皆傷ついて帰ってくる。

この社会はこんなにも悲しい場所なのだろうか。

そばにいてあげたい。